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CカンパニーTOP > コンテンツ > クリエーターズ・インタビュー > 浅香信太郎 一級建築士 第1回
夏にはセミの抜け殻がいっぱい落ちている、自然を近くに感じられる場所なんだよね。
以前、Cカンパニーの展示会のデザインをお願いしたことがありました。
東京ビッグサイトの展示会をお願いしたのは、もう10年以上前になるのですね。
初めて展示会をやることになったとき、困って相談したのがはじまりでした。
あれはあれで面白い経験だった。なので、経歴にも掲載しています(笑)
その後、僕が大学を卒業するタイミングで有泉さんが独立することになって、「建築の方をやる気があったら付いてこないか」と声をかけていただいたんです。
なので、有泉さんに「働きながら夜学に通っていいですか?」と言ったら、「いいよ」と言ってもらえた。それで、TASK architect & groups(以降、TASK)に入社しました。
最終的に1級建築士の資格まで取っている。本当にすごいです。
夜学に通いながら勤めていたTASKでは、どんなことをしていたのですか?
『建築って面白いんだ』と思わせてくれたのも、はじめて海外へ行かせてくれたのも、有泉さんなの。学生の頃も入社してからも、海外へどんどん行かせてもらったし、今なら、有泉さんが自分をどんなに大事に育てようとしていたかわかるんだけどね。若気の至りですな。
若い頃はわからない。時間がたって見える事ってありますよね・・・。
退社後は、どうしたのでしょうか?
Casappoでは、インテリアデザイナーの植木莞爾さんと、物件ごとに担当制だったので、直ぐに『植木さんと俺』というかたちでまるまる1物件を担当させてもらうことができたんです。まさしく自分が望んでいた形だったので嬉しかった。
最近、全面改装したけれど、随分長いこと使ってもらいました。
銀座三笠会館もデザインしていますね?
Casappoでの仕事は面白かったけれど、学生の頃から『30歳前に、納得いくまでヨーロッパを見て回る旅をする』と決めていたんです。
1日平均200km車で走って、7か月間かけて19か国見て回りました。
ヨーロッパを19か国も見て回ったのですね。すごいな〜。
仕事をやめて海外へ行ったのですよね。帰国後はどうなりましたか?
でも、帰国してみたら、バブルがはじけて、あれもこれもなくなっているという…(笑)
特に、ここ府中に事務所を移してからは、住宅や保育園建設の仕事が増えました。
完成した時、Facebookで写真をアップしていましたよね。
風が通る感じというか、五感が解放されるような空間ですね。
どうして、保育園の仕事を手掛けるようになったのでしょうか?
それは、保育園の一部を増築する話で、デザイン・コンペみたいな形でした。
保育園を見に行ってみると、増築に増築を重ねて、とても汚くなっていた。
なので、一度取っ払って改築するという案を出したところ、すごく気に入ってくれて、手掛けることになったのが保育園をやった最初です。
決まった後、「取っ払いたいと思っていることを、どうして、わかったの?」と言われましたよ(笑)
それから、その仕事を見て、他の保育園の新しい物件をご紹介いただいて、府中の保育園建設のコンペに参加するようになった。
そのコンペが通って、800平米の保育園を建てる足掛かりになった。
いい仕事をして信用を得て、次の仕事につながっている。素晴らしい。
これは、ひょっとして、今、手掛けている物件ですか?
今は一段落して、これから忙しくなる前なので、ちょうどいいタイミングだったんですよ。
実際のプレゼン資料を見ることができるなんて嬉しいです。
ここからまだ大変だと思いますが、どんな保育園が建つのか、楽しみですね。
もっと手掛けられたお仕事についてお話を伺いたのですが、それは浅香信太郎デザイン室のホームページをご覧いただくことにして。そろそろ、この『クリエイターズ・インタビュー』が生まれるきっかけになった『ノート』のお話も聞きたいのですが・・・。
表紙を開くとそこには・・・!
インタビュー:ワタナベアケミ(Cカンパニー デザイナー)